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ロードバイク初心者が知っておくべき基本知識

ロードバイクは、健康維持やファッションアイテムとして人気の自転車です。普通の自転車と違って、適切なメンテナンスや装備が必要になります。今回は、ロードバイクを購入を検討している初心者が、知っておくべき基本知識についてお話します。

ロードバイクとは

ツール・ド・フランスという言葉をニュースで聞いたことがあると思います。フランスや周辺国を舞台におこなわれる自転車プロロードレースのことで、舗装された道路で長距離を走るレースです。

このレースで使用されている自転車のことをロードバイクまたはロードレーサーといい、高速走行性能を最優先に設計された、走ることに特化した自転車の事です。

ロードバイクの乗り方にも変化

もともとツール・ド・フランスなど競技用に利用されることが多かったロードバイクは、2000年ころから徐々に通勤や通学に使われるようになりました。

初心者から上級者にあわせたロードバイクが各メーカーから販売されているため、ロードバイク初心者には購入するハードルも下がり、新たに利用し始める人が増えています。

ロードバイクは怖くない

競技用のイメージが強いこともあり、ロードバイクに対する敷居の高さや難しいという思いがあるのは当然です。もちろん、競技に出場することを考えるのであれば、それ相応の技術や知識が必要になります。

ただ、通勤や通学など、趣味の範囲でロードバイクを楽しむのであれば、最低限の技術と知識を身につけるだけで十分楽しめます。

初心者向けロードバイクの選び方

新しく始めるときはわからないことだらけで、不安ばかりだと思います。ここでは、購入する際のポイントや基本的な知識についてお話します。

ロードバイクの購入目的を明確に

購入する際に、ロードバイクをどう使うかをイメージすることが大事です。このイメージが明確であればあるほど、ロードバイクが選びやすくなります。

通勤や通学で使用するのか、レースに出場するのか、予算やメーカーから選ぶのかなど、それぞれのポイントを紹介します。

通勤に適したロードバイク

リュックを背負ってロードバイクで通勤しているサラリーマンを目にすることから、自分もロードバイクで通勤してみたいと考える方が増えています。

適度な運動と街中を颯爽と走る爽快感は、気分転換やストレス解消にもつながり、健康面からも注目されています。通勤用として使用するロードバイクの選び方のポイントは、フレームの強度です。

基本的に車道を走ることが義務付けられているロードバイクも、道路状況により段差のある歩道を走行することがあります。段差に乗り上げた時に受ける衝撃はかなり大きいので、そのダメージに耐えられるフレーム強度は大事です。

レースに適したロードバイク

レース参加など競技用のロードバイクは、スピードが何より大切です。スピードを重視するため、車重を軽量にするため素材にはカーボンなど軽量素材を使用しています。

レースには、タイムトライアルレースやロードレースがあり、参加するレースに合わせてロードバイクを使い分けます。また、練習用とレース用を準備している方も多く、練習用とはいえ、ある程度の性能のロードバイクを準備しているようです。

メーカーで選ぶロードバイク

メーカーごとに異なるさまざまな個性や特徴を理解したうえで、自分に合うロードバイクを購入するのは、初心者には、かなりハードルが高いと思います。

事前にどう使うかを考えたうえでショップの店員に選んでもらうという方法もありますが、メーカーごとの特徴やこだわっている点を頭に入れておくと、自分なりのこだわりの1台が見つけられます。

予算で選ぶロードバイク

使用目的によって選ぶロードバイクは変わってきますし、車種が決まれば予算も決まってきます。予算を組む際に忘れてはならないのが、ロードバイクの車体価格の予算に加えてシューズやウェアなどの予算も考えておくことです。

ロードバイクの車体価格は、数万円から数百万円まであり、素材や機能によってさまざまな車体が提供されています。初心者が購入する場合は、10万円以下の車体でも十分楽しめます。

意外と大事なライダーとロードバイクのフィット感

ロードバイク初心者が陥る失敗として多いのが、「よくわからないのでなるべく安い車体にしよう」や「売れている人気の車体にしよう」など、購入目的を考えないで、車体を買ってしまうことです。

高価だから自分に合うとは限らず、形状やフィット感によっては、乗りづらい乗り物になってしまう可能性があります。見た目やブランドも大事ですが、車体とのフィット感が何より大事で、フィット感によってロードバイクライフが決まってくると言えます。

初心者におすすめのロードバイク

世界各地にあるロードバイクメーカーの中でも代表的な3つのメーカーを紹介します。

「GIANT」コストパフォーマンスの良さが初心者には嬉しい

1972年創業以来、多くのライダーに愛されてきた台湾生まれのメーカーです。世界中の自転車メーカーの下請けをしていて培った高い技術力は、2002年のツール・ド・フランスのチーム優勝で証明されています。コストパフォーマンスがよく初心者にも人気のブランドです。

「TREK」豊富なラインナップを提供する

1975年の創業以来、GIANTとともにスポーツ自転車界のトヨタといわれ幅広い価格帯やキッズ用、女性用などラインナップも豊富なアメリカ生まれの1999年から2005年まで7連覇した実績のあるメーカーです。

「BIANCHI」一目見てわかる世界最古のブランド

1885年創業の世界最古の自転車ブランドで、伝統ともいえる緑色に近い青色のチェレステ(イタリア語で天空)で塗装されているので一目でわかります。

ロードバイクに乗る際に必要なアイテム

ロードバイクに乗る際には安全や疲れの軽減、乗車環境の向上のためさまざまなアイテムが必要となります。ここでは、必須アイテム、あったほうがいいアイテム、あれば便利アイテムにわけて紹介します。

ロードバイクに乗る際に必須アイテム

高速スピードで走るロードバイクに必須のアイテムについてお話します。

【ヘルメット】

ヘルメット着用は、義務ではないのですが、ヘルメット着用によって、事故の際に衝撃から頭を護ってくれます。

【シューズ】

通勤に乗るからといっても革靴のような滑る靴を履いて乗車は危険なので避け、サイクリング専用シューズやランニングシューズを履きましょう。

【グローブ】

グリップ力が増すので、長時間の乗車でも握力が持続することと、転倒の際に手を守ります。

【チェーンロック】

いいことではないのですが、ロードバイクは高価なこともあり盗難被害に遭いやすいです。フレームと車輪がすべてロックできるチェーンロックを選びましょう。駐車の際は、できればポールやフェンスなど動かせないものにつなぐと被害を抑えられます。

【空気入れ】

形状にあった空気入れを用意しておくと安心です。

ロードバイクに乗る際にあったほうが良いもの

ロードバイク乗車時にあると便利なものを紹介します。

【ボトル】

フレームに固定できるタイプがおすすめです。信号待ちやちょっとした停車時にのどを潤すのにあると便利です。

【スタンド】

荷物になりますが、フレーム保護のためにも持っておくのをおすすめします。

【工具】

サドルの調節など意外と使うものです。車両を買った時に付属してない場合は購入をおすすめします。

ロードバイクに乗る際にあると便利なもの(なくても良いもの)

利用用途によっては必要になるものを紹介します。

【サングラス】

紫外線防止や風、目に虫が入るのを防ぎます。

【サイクルウェア】

通勤利用の場合は、スーツになると思いますが、可能であれば、汗を吸収して通気性がいいウェアを着て乗車し、着いたらスーツに着替えるというほうが動きやすくていいと思います。

【サイクルコンピューター】

ロードバイク仲間でよく話題になるスピードや距離を計測してくれる装置です。速度の計測だけではなく、積算距離でパーツの交換目安にも利用します。

【修理キット】

段差のある道路を走る機会が多い通勤利用のライダーには必須かもしれません。

初心者向けロードバイクのメンテナンス方法

軽量、スピードを目的とするロードバイクは普通の自転車とは違いデリケートな構造になっています。車体の性能を発揮させるには、定期的なメンテナンスは欠かせません。

ここでは、日常的のおこなうメンテナンス以外に雨天走行時や長期間乗れない場合のメンテナンスについて紹介します。

日常おこなうロードバイクのメンテナンス

ロードバイクに乗る前後には、変速機が正常に動くか、ブレーキの利きは大丈夫か、ハンドルやサドルに異常はないか、タイヤの摩耗、空気圧などのチェックをします。また、転倒した時は、各パーツの破損はないかも入念にチェックします。

雨天時走行後のロードバイクのメンテナンス方法

雨天時の走行はできるだけ避けたいところですが、運悪く走行中に雨に遭ってしまうことはよくあります。デリケートな部品が多くつかわれるロードバイクは、雨天走行後のメンテナンスには特に気をつけることがあります。

全体的にいえることは、錆の発生を防ぐためにも水分をしっかりふき取ることです。なかでも、意外と忘れがちなのがブレーキチューブの中に残った水分です。

そのままにしておくと中に錆が発生するので、ワイヤーを取り外し、水分をふき取った後にオイルの塗布など適切に対応することでサビを防げます。

長期間乗らない場合のロードバイクのメンテナンス方法

シーズンオフなどで長期間乗車しない場合に気を付けなければならないのは、固着と錆の発生です。固着は、保管前のメンテナンス時にオイルを塗布するなどで予防できます。

錆の発生は、水分をしっかりとふき取り、チェーンも外して、湿度の低い場所で保管します。長期間乗らない場合でも、定期的なメンテナンスは必要です。

ロードバイクの乗り方には注意が必要

ロードバイク人口の増加に伴い、一歩を踏み出そうとしている方も多いと思います。そこで、ロードバイク初心者に気を付けてほしいのは、ロードバイクの乗り方を乗りながら学ぼうとすることです。

ロードバイクは、サドルの高さやグリップの握り方、ブレーキのかけ方など乗車前に身につけておくべきことがたくさんあります。近くに詳しい人がいる場合は、聞けるのでいいですが、いない場合は、ショップなどでレクチャーを受けるほうがいいかもしれません。

ロードバイクの交通ルール

ロードバイクは、スピードは出ますが、法律上は普通の自転車と同じ「軽車両」として扱われます。車両と名前がつくので、基本的には車と同じ法道路交通法が適用されますので注意が必要です。ここでは、見落としがちな違反を3つ挙げておきます。

逆走すると交通違反

もともと違反でしたが、黙認される部分も多かった逆走ですが、最近の法律改正で、違反として検挙され、罰金も科せられます。車と同じように左側を走りましょう。

十字路の交差点は二段階右折しないと交通違反

運転免許証を持っていない方は、馴染みがない言葉ですが、法律では、原付バイク(標識がある場所)や自転車など軽車両は交差点では二段階右折をしなければならないと定められています。

二段階右折とは、交差点を右折するときに車のように車線の右側から右折するのではなく、左端に寄った後、歩行者と同様に横断歩道を押して渡る右折方法のことです。ロードバイクだけに限らず自転車マナーの悪さが社会問題となっているので、十分気を付けてください。

ブレーキ、反射材、ライトなしでの走行は交通違反

以前ニュースでも取り上げられましたが、ブレーキ装置を装着していないロードバイクを含む自転車は違反となります。また、夜間走行の際に、ライトや反射鏡を装着していないロードバイクを含む自転車も違反となります。

ロードバイクの自転車保険は加入するべき

安全運転をしていれば事故に遭うリスクも減りますが、それでも、100%事故に遭わないという保証もありません。必要な自転車保険に加入することは安心を買うことにもつながりますので、加入をおすすめします。

ロードバイクは購入前はもちろん購入後もやるべきことがたくさん

今回は、ロードバイク初心者が知っておくべき基本知識についてお話しました。

ここ数年は、購入者も増え、街で見かけることも多くなりました。ただ、普通の自転車と違って、買ってすぐ乗れるというものでもありません。購入前にすべきこと、購入後にすべきことを知り、素敵なロードバイクライフを送ってください。