信頼していた人に裏切られた方は意外と多いのではないでしょうか。どんな事情であれ人を裏切ることはやってはいけないことですが、それがもとで立ち直ることができず引きずっている方もたくさんいます。今回は、”裏切られる”についてお話します。
裏切られるとは
「信じていたのに裏切られた」「まさかあの人に限って」など裏切られたと感じた時に発する言葉はさまざまですが、そもそも人を裏切るとはどういうことをいうのでしょうか。
”信頼を損なう”など相手の期待に応えていないケースをいいます。わかりやすいたとえで言うと”浮気”や”寝返り”も裏切られると感じる行為に含まれます。
試し行為
過去に裏切られた経験を持っている人は、相手にわざと悪態をついたり、暴言を吐いたり、ときには裏切り行為をすることもあります。
これらは相手の気持ちを確かめる”試し行為”ともいわれています。
人が信じられなくなったら過去を振り返ってみる
ところで、人を信じられない人のなかには、過去に人を裏切った経験があるといわれています。
過去に裏切ったことが頭に残っていることから、相手もそう考えているに違いない、という思考になるようです。
ちょっとオーバーな言い方をすると、実は多かれ少なかれ、大小にかかわらず人を裏切ることはあります。
身近なところで言うと学校の成績は私も含めほぼ親の期待を裏切っているのではないでしょうか。
学校の成績の件は今回のテーマには沿っていませんが、過去の経験がもとで人を信じられなくなるという面では当てはまります。
特に自分が意図しない裏切りほどあとあとまでダメージを引きずることが多く、前述の人を信じられないことにも少なからずつながっています。
自分の思考は鏡
「人は鏡」という言葉があるように、相手の見え方は、相手からの自分の見え方ともいえます。言葉にしなくても雰囲気で好かれているか嫌われているかは察することはできます。
裏切られることに関しても同様の考え方になります。過去に自分が誰かを裏切ったから、「目の前の人も裏切るだろう」や「そんなことを言っていても最終的には裏切るだろう」という考えになります。
もし、そういう思考になっていたら、まずは過去に裏切った自分を受け入れてください。受け入れるとは許すということです。
「自分は過去に人を裏切ったからダメな人間だ」「過去に裏切ったから幸せになっちゃいけない」なんてことは考えないようにしましょう。